はっきり書くと、うまくいかなかったことの方が、後で効いてくる。
覚えたはずの単語を本番で忘れる。何日か続けた勉強が、いつのまにか途切れている。受けた試験に落ちる。やってみた挑戦が、うまくいかないまま終わる。そういうことのほうが、たぶん多い。
でも、最近思うようになった。やっていた事は、たとえ失敗であっても、ちゃんと自分の血と肉になっている、と。
落ちた一回も、続かなかった数日も、消えてなくなるわけではない。手を動かした時間は身体のどこかに残っていて、次に似たことが来たとき、前より少しだけ落ち着いて向き合える。それは成功からではなく、うまくいかなかった時間からもらったものだ。
だから passed.jp は、うまくいった話だけを集める場所にはしたくなかった。
学ぶ
passed.jp には、無料の英語の問題集や、ちょっとしたゲームや、まだ磨かれていない石みたいなものが置いてある。たいそうなものではない。問題を一問解く、短い文章を一つ読む、それくらいの入口でいい。学ぶことは、本来そんなに重くない。
成長する
合格や、点が伸びたことや、できなかったことができた瞬間は、確かに嬉しい。でも正直に言えば、それ自体がゴールではない。劇的に変わる日は、たぶん来ない。昨日の自分は近すぎて変化が見えないけれど、続けていれば確かに積もっている。つまずいた回数も、ちゃんとその積み重ねに含まれている。
その先
ここで身につけた力が、いつ、どんな形で役に立つかは、正直わからない。すぐかもしれないし、ずっと先かもしれない。何かをつくる時かもしれないし、まったく別の挑戦かもしれない。約束はできない。ただ、ここで過ごした時間が、どこかで血と肉になっていればいい。
合格と成長を応援する、というのは、そういう意味で言っている。うまくいった日も、いかなかった日も、その全部があなたの一部になる。それを少しだけ手伝えたら、それでいい。
この特集の各回
「未来に向けて」は、この表紙と「学び」カテゴリーの記事でできています。続きは下記から読めます。 学び